DIOは、12月15日、沖縄・那覇市の「ホテル コレクティブ」で行われた、（一財）南西地域産業活性化センターと（財）台湾経済研究院 主催の「第21回 沖縄・台湾フォーラム」にて、財団法人台湾デザイン研究院（Taiwan Design Research Institute：TDRI）との共創の取組について発表を行いました。

本フォーラムは、「イノベーションとビジネス連携」をテーマに、沖縄と台湾の産業・研究・行政関係者が一堂に会し、今後の連携の可能性を議論する場として開催。毎年、沖縄と台湾で交互開催されており、両地域の継続的な交流と協力関係を象徴するフォーラムとなっています。

そのフォーラムにて、DIOは、2025年度から進めているTDRIとの協働事例や、沖縄の文化や産業を土台とした地域デザイン力や、そうしたデザイン力を担う人材の育成の考え方について紹介しました。

本取組は、台湾で実践されてきた「文創（文化創意産業）」の思想を参照しながら、沖縄ならではのソフトパワーを「沖縄文創」として再定義し、地域に根ざしたデザイン力を育てていくことを目指すものです。

台湾が長年培ってきたデザイン政策や実践知に学びつつ、沖縄という地域の文脈に即した形で、人材連携の可能性について共有しました。

これらの取組は、今後始動が予定されている「GW2050 PROJECTS」において掲げられている、「台湾との戦略的パートナーシップ」という大きな方針とも重なるものです。今年度からDIOがTDRIと積み重ねている実践的な対話や協働が、こうした文脈の中で紹介され、今回の発表の機会へとつながりました。

DIOでは今後も、TDRIや台湾のクリエイターと連携しながら、沖縄の文化・産業・地域課題に根ざしたデザインの実践と、人材育成の場づくりを継続していきます。

また、こうした取組に関心を持ち、次年度以降のプロジェクトをともに構想・実装していく共創パートナーとの新たな出会いも、少しずつ広げていきたいと考えています。

デザインの力を通じて、沖縄の未来をともに描き、地域から次の価値を生み出していく——その歩みに、さまざまな立場の皆さまとかかわれることを願っています。

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